今回は実際にSQLを書いてデータベースを作成していきます。
未経験者向けの内容になるので少しでもDBMSに触れた事がある方は退屈な内容になるかもしれませんのでご了承ください。
前回MySQLのインストール方法について記事を投稿しましたので、まだインストールが済んでいない方は先にインストールをお願いします。
(DBMS毎に細かい違いはありますが基本的にほぼ同じSQLで同じ操作ができるのでMicrosoft SQLServerやPostgreSQLをインストールしていただいてもOKです)
そもそもSQLとは?
SQLとはデータベースを管理するソフトウェアを制御・操作するためのデータベース言語です。
データの追加・更新・検索・削除などの操作を行うことができます。
プログラミング言語ではないので、SQL単体ではシステムの開発はできないのでそこはご注意ください。
前置きが長くなりましたが実際にSQLを書いてこんな感じのテーブル(表)を作成してみましょう。
まずはComand Line Clientを起動します。
初めてSQLを書く方向けなのでデータベース・テーブルの作成やデータの更新もSQLを書いて行っていきます。
黒い画面が表示されたらMySQLのインストール時に設定したパスワードを入力してEnterをクリックします。
ログインが完了すると画面に色々情報が表示されます。
実際にSQLを書いていきます。
①データベースの作成
mysql> CREATE DATABASE animal;
CREATE DATABASE [データベース名]; で好きなデータベースを作成できます。 今回は試しにanimal株式会社(仮)の業務で使用するデータベースを作成していきます。 コマンドの実行に成功すると下の行にQuery OK, 1 row affected (実行時間)が表示されます。
②テーブルの作成
mysql> CREATE TABLE animals(id int(5),name Varchar(20));
社員情報の一覧を作成したいのでテーブル名をanimalsとしました。 CREATE TABLE テーブル名; カラム名やデータ型については次回細かく解説しますのでとりあえずカラム(列)名だけでなくデータ型を設定する必要があるぐらいのイメージで大丈夫です。
③データの入力
INSERT INTO animals VALUES(1,'アリクイ');
INSERT INTO [テーブル名] VALUES(カラム1,カラム2); アルファベットや数字はそのまま入力できますが、文字列を入力したい場合は''で囲う必要があるのでそこだけ要注意です。 今回は左から順番に情報を入れるので特にカラムの指定はしなくてOKです。
④作成したテーブルの確認
SELECT * FROM animals; +------+----------+ | id | name | +------+----------+ | 1 | アリクイ | +------+----------+
SELECT [カラム名] FROM [テーブル名]; カラム名を*(アスタリスク)にすることでテーブル内のカラムすべてを表示することができます。 とてもよく使うのでこれだけでも覚えておくと今後役に立つと思います。
いかがだったでしょうか?
次回からはテーブルに退社日のカラムの追加をしてもう一人の社員情報を入力していきます。